こんにちは。私の会社では現在 CATIA V5 HD2 + ST1を使用しています。
*意匠形状モデリングまで行うメカニカル設計: HD2 : CATIA – Hybrid Design 2 Configuration
* データ変換 : ST1 : CATIA – STEP Core Interface 1
今年、CATIA V5を増設したいと考えています。
3DEXPERIENCE CATIA (CATIA V6)ではなく、CATIA V5の増設をご検討ですか?
自動車業界では今日、多くのサプライヤ様が、CATIA V5 から3DEXPERIENCE CATIA (CATIA V6)への移行をご検討されています。
はい、そのトレンドは分かっています。3DEXPERIENCE CATIA (CATIA V6)への移行も検討しています。ただ、今年もCATIA V5を使用する必要がある新しいプロジェクトがあり、CATIA V5の増設が必要なのです。
なるほど。
では “CATIA Connected Engineering”オファーをご検討されてはいかがでしょうか。
“CATIA Connected Engineering”オファーには、様々なパッケージがありますが、現在御社ではHD2をご利用中とのことですので、ここではCATMSE をご提案、ご説明いたしますね。
*CATMSE: CATIA Mechanical and Shape Engineer Excellence
1. 引き続きCATIA V5のニーズがある。
2. 自動車業界の大手OEM各社等が使用している機能群をカバーするような、お得なCATIA V5パッケージが欲しい。
3. 今後V6へのマイグレーションを検討しています。
~ 「1. 引き続きCATIA V5のニーズがある。」について。~
CATMSEもCATIA V5ですか?
HD2とCATMSEは、データの互換性に問題はありませんか。
CATMSEは、CATIA V5です。
CATMSEとHD2の違いは、 “コンフィグ“商品か”パッケージ”商品かの違いだけです。
よって、もちろんCATMSEとHD2がチーム内で混在しても、データ変換することなくシームレスにデータを扱っていただけます。
なるほど。
~ 「2. 自動車業界の大手OEM各社等が使用している機能群をカバーするような、お得なCATIA V5パッケージが欲しい。」について。~
HD2と比較して、CATMSEにはどのような機能がありますか?
下図がHD2とCATMSEの機能比較表です。
CATMSEには、様々な便利機能が付与されています。以下は一例です。
- ST1 : CATIA – STEP Core Interface 1. (データ変換)
- HA1: Healing Assistant 1 (インポートした形状をチェックする解析機能)
- SPA : DMU Space Analysys 2 (デジタルモックアップ)
- LO1: 2D Layout for 3D Design 1 (3D設計環境の中で2Dドラフティング機能が利用)
- FTA : 3D Functional Tolerancing & Annotation (3Dモデル上に公差や注記、寸法を付加)
- PCS : Collaborative Business & Industry Innovator (3DEXPERIENCEプラットフォーム)
等々..
なるほど。
~ 「3. 今後V6へのマイグレーションを検討しています。 」について。~
3DEXPERIENCE CATIA (CATIA V6)へのマイグレーションはどのようにサポートされていますか。
CATIA開発元のDassualt Systemesは、既存のお客様に対し、V5からV6へのマイグレーションを、リーゾナブルな価格で提供しています。
マイグレーション例:
CATMSE -> M3S + PCS
CATIA V5
*CATMSE: CATIA Mechanical and Shape Engineer Excellence
3DEXPERIENCE CATIA (CATIA V6)
*M3S: Mechanical & Shape Engineer
*PCS: Collaborative Business & Industry Innovator
なるほど。
社内で検討します。