お客様
こんにちは!!
弊社 (弊社工場)ではCATIA V5を使用しています。一方近い将来、本社では3DEXPERIENCE CATIA (CATIA V6)を使用していくと聞いています。
そうなると今後は、異なるバージョンのCATIAで作成したデータを、メールなどでやり取りすることとなります。
お客様
CATIA V5、及び3DEXPERIENCE CATIA (CATIA V6)で作成したデータの互換性について教えて下さい。
NSS
もちろんです!
データの互換性についてお話しするにあたっては、お客様事にご使用のバージョンやリリースなどが異なり、様々なパターンの組み合わせが考えられます。
ここでは、いくつかの例を挙げながらご説明します。是非参考になさってください。
- (3DXML) 同じバージョン、同じリリースで、データ互換性あり。
- (CATPart) 同じ及び上位リリースで、データ互換性あり。
NSS
以下リスト内1)を例にとって見てみましょう。
1. 状況
- あなたの会社 (工場)では、CATIA V5 R22 (Version 5, Release 22)を使用しています。
- 本社では、CATIA V6 R22 (Version 6, Release 22)を使用しています。
2. データの送受信
- あなたの会社 (工場)で、データを3DXML形式でエクスポートし、それを本社にメールで送る。
- 受け取った3DXML形式のデータを本社が受け取り、それをインポートする。
3. 結果
- 本社では、3Dデータをビュー(閲覧)できる。
- 本社では、3Dデータの編集も、設計継続もできない。
*補足
- View: 3D形状のビュー(閲覧)や計測
- Edit: 3D形状の編集、3D設計継続
- ✓: 可能
- ✓(*): 一部可能 (ソリッド形状の編集可能。フィーチャの編集不可。)
- ×: 不可
- 3DXML: 3DXMLは、Dassault Systèmes社が開発した3Dファイル形式で、形状や質感、材質、アニメーションなどを含む3次元モデルの様々な情報が格納されています。
- CATPart: CATPART ファイルは、Dassault Systèmes社が開発したCATIA V5 ソフトウェアのネイティブ ファイル形式で、部品モデルを保存するために使用され、3D幾何学データと構造データを含みます。
お客様
なるほど。ありがとうございました。
NSS
上記の例は、ファイルベース(eメールでのファイルのやり取り)を想定したものとなります。
次回は、データベースを用いたデータ共有についてご紹介します。