CATIA V5-6R2018 SP3 HF 42 このV5-6RやSPやHFは一体なんなのでしょう。
V5-6R2018ですが、以前はR28といったリリース(マイナーバージョン)を表していましたが、呼称が変わり、V5-6R20**という名称に変更されました。以前からCATIAを使われてきた方にとっては最初戸惑いますが、V5-6R2018はR28のことだと考えていただければわかりやすいと思います。
SPはサービスパックの略で、不具合修正とか多少の機能追加などのマイナーなリリースアップを表しています。
HFはホットフィックスの略でマイナーなバグフィックス・修正パッチの番号になります。
バージョンやリリースが違うデータのやり取り
バージョンやリリースの違うデータをやり取りするとどうなるのでしょうか。
CATIAは上位のバージョンやリリースのデータを開くことはできません。
そのため、データを受け取る側は同じバージョン・リリースもしくは上位のバージョン・リリースのCATIAでデータを開く必要があります。
バージョン・リリースが同じであれば、SPやHFが違っていてもデータを開くことはできます。
また、上位のバージョン・リリースのCATIAでデータを開きセーブした場合、そのデータのバージョン・リリースはセーブしたCATIAのバージョン・リリースになります。
1台に複数バージョン・リリースを導入することができますか?
CATIA V5を1ライセンスを購入いただければ、1台のワークステーションに複数のバージョン・リリースを導入することができます。
複数のバージョン・リリースが入っていると思わぬ間違いのもとにもなります。複数の取引先とやり取りしていて、それぞれのバージョン・リリースが違う場合は、特に注意が必要です。
バージョン・リリースの間違いを無くすには
NSSでは、1台のワークステーションに複数のバージョン・リリースがある場合にユーザーが意図しないバージョン・リリースで開かないように、CATIAの設定や運用方法に様々な工夫をしております。