
NSS
“DELMIA Apriso”と”DELMIA ORTEM“は、どちらも効率的な製造プロセスの実現を目的とする Dassault Systèmes の DELMIA 製品群 に属しますが、目的や機能に違いがあります。

- “DELMIA Apriso”: 工場のリアルタイムな製造実行システム(MES), 製造オペレーション管理: MOM)をカバー
- “DELMIA ORTEM”: 生産計画・スケジューリングの最適化に特化

お客様
ふたつの違いをもう少し具体的に教えてください。

NSS
DELMIA Apriso(製造実行システム:MES, 製造オペレーション管理: MOM)
主な目的:
- 工場のリアルタイムな運用管理と実行
- 製造オペレーションの可視化・トレーサビリティ確保
– 主な機能:
✔ MES(Manufacturing Execution System)機能(製造オペレーション管理)
✔ リアルタイムの生産モニタリング(工場全体のパフォーマンス管理)
✔ 品質管理・トレーサビリティの強化(製品・材料の追跡)
✔ 複数拠点の統合管理(グローバルな製造ネットワーク対応)
使用ケース:
スマートファクトリー実現のための工場管理
品質管理やコンプライアンス対応が重要な業界(医薬品、航空宇宙、自動車など)

NSS
DELMIA ORTEM(高度な生産スケジューリング)
主な目的:
- 生産計画とスケジューリングの最適化
- 製造プロセスのリアルタイム調整
– 主な機能:
✔ 高度な生産スケジューリング(APS: Advanced Planning & Scheduling)
✔ リソースの最適活用(人員・設備・材料の割り当て最適化)
✔ リアルタイムな生産計画の調整(需要変動や設備トラブルに対応)
✔ ボトルネックの特定と最適化
使用ケース:
自動車・航空宇宙・ハイテク産業での生産計画最適化
需要変動や生産制約を考慮したリアルタイムスケジューリング

お客様
なるほど。違いが分かりました。
DELMIA Apriso | DELMIA ORTEM | |
目的 | 製造オペレーション管理(MES) | 生産スケジューリング最適化 |
主な機能 | 製造管理、品質監視、トレーサビリティ | 生産計画、リソース最適化、スケジュール管理 |
リアルタイム性 | 工場フロアレベル(リアルタイム監視) | 主に計画レベル(短・中期) |
使用対象 | 製造現場・品質管理部門 | 生産計画担当者・工場管理者 |
適用範囲 | 工場のMES・オペレーション管理 | 製造プロセス全体のスケジューリング |